チャイコフスキーの史上最大の業績とは?
チャイコフスキーがした史上最大の業績
ロシア音楽界でさまざまなナンバーワンの座を得ていて、
ロシアで初の本格的な交響曲
そのほかにも、
ロシア音楽を一流の音楽にまで育て上げました。
そのなかでも、
古今東西まれに見る働きをしています。
それがバレエ音楽のジャンルです。
バレエ音楽でのすごすぎる実績
生涯に3つしか書かず、
その3つが全てチャイコフスキー史上の傑作で、
さらに3つがそのまま世界3大バレエになる、
という歴史上ほかにないような業績を残した分野です。
彼自身の音楽性は、当時からものすごい評価されていましたが、
バレエ踊りのほうがまだまだ技術が未発達だったのと、
聴衆の意識がまだ古いバレエにあったために
なかなか理解されませんでした。
(くるみ割り人形は、クリスマスの代名詞として、初演から親しまれてきましたが、
それでも評判がよくない時期が続きました。)
若いときに「白鳥の湖」が大不評になったことで、
ショックを受け、「もうバレエ音楽、書かん!!」と
拗ねてしまいました。
そして、もういちど勇気を出して書いてみたのが10年以上たったときで、
彼の最後の5年弱の間に書いた「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」です。
初演はそこまでヒットせず、
ちゃんと認められる前にチャイコフスキーが突然死したため、
彼がもう少し長生きしていれば、
世界5大バレエ、7大バレエといった呼び方ができて、
それらの座をすべてゲットしていたかもしれません。
「白鳥の湖」