チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説

チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説します。

交響曲第4番・チャイコフスキー、音楽を語る

チャイコフスキー交響曲第4番

 

チャイコフスキーは37歳のときにフォンメック夫人の援助を受けるようになります。

 

その額、年間1000万円前後。

 

何もしなくても、ロシアの高官なみの収入を得られるようになったのです。

 

 

さて、そんなチャイコフスキーは旅行にでます。

 

 

水の都・ヴェネチアです。

 

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この美しい街に滞在し、交響曲第4番を完成させました。

 

 

この交響曲第4番について、

 

チャイコフスキーはフォン・メック夫人にとても感謝しており、

 

パトロンである彼女にこの曲を献呈しました。

 

 

そして、この曲にこめた真意をあますところなく、

手紙で書き送っています。

 

 

 

チャイコフスキー、音楽を語る

 

交響曲第4番は、チャイコフスキーの音楽性がよく表れています。

彼の音楽観から振り返ってみましょう。

 

 

 

上記のように、

 

手紙で楽曲の説明をくわしく丁寧に書き送ったチャイコフスキーですが、

 

 

これまでの作曲家はここまで詳しく楽曲を文章にして説明しようとはしませんでした。

 

 

特に、交響曲というジャンルでは。

 

筆頭であるベートーベンが、「音楽は、音楽によってしか語れねえ!!」

という考え方をしていたため、

 

音楽を言葉で詳細に説明したりすることは

あまり積極的になされていませんでした。

 

絶対音楽」といって、

「音楽の音楽による音楽のための曲」という主義です。

 

 

 

しかし、チャイコフスキーは、

そこにまったく反対の言動を繰り返します。

 

 

「すべての音楽は、標題音楽だ!!」

といい、

 

 

音楽によって、音楽以外のことを表現する!

 

その逆に、音楽以外の方法で、音楽を説明することだって、ある程度はできる!

 

 

 

こうした考え方をチャイコフスキーは持っていました。

 

 

で、そのことを

このフォン・メック夫人のなかで宣言しています。

 

 

 

チャイコフスキーにとって音楽とは?

 

チャイコフスキーの音楽観を表す言葉は、

 

フォン・メック夫人にあてた、この手紙ではっきりと表現されています。

 

 

「ひとつの器楽作品を特定の主題抜きで作曲したとすれば、

 

”人を感動させる、なんとも言えない尊い感情” を言い表すことはできないでしょう。

 

ぜったいに。

 

 

 

作曲とは、わたしの音楽活動とは、

 

 

純粋に叙情的なできごとです。

 

そして、

 

 

音楽による魂の告白です!!

 

 

魂が音の中に流れ出るのです・・・」

 

 

チャイコフスキーが語った交響曲第4番の解説をくわしく!