チャイコフスキーの生涯をわかりやすくまとめた

チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説します。

2017-07-01から1日間の記事一覧

1878年・苦悩を乗り越えたチャイコフスキーの栄光

チャイコフスキーの苦悩 nmusic.hatenablog.com 激動の3年間・さいごの復活 nmusic.hatenablog.com 結婚の苦悩があとをひくなか、 思わぬところから救いの手がやってきます。 なんとフォン・メック夫人から経済援助が入るというのです。 彼と夫人は、手紙を…

悲劇!チャイコフスキーの悪妻アントニーナ・ミリューコヴァとの出会い

チャイコフスキーを襲う悲劇 前回記事です。 チャイコフスキーは、「エフゲニー・オネーギン」と 運命的な出会いを果たしますが、 もうひとつ悲劇的な出会いに巻き込まれることになりました。 nmusic.hatenablog.com 世間のイメージは、とんでもない悪妻 187…

「エフゲニー・オネーギン」のあらすじと作曲秘話

「エフゲニー・オネーギン」のあらすじ 前回の記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーの歌劇 「エフゲニー・オネーギン」は、 自分の存在を無意義に感じる青年、エフゲニー・オネーギンの物語です。 その虚無的な行動から、周囲の人を不幸にして…

「エフゲニー・オネーギン」の魅力

「エフゲニー・オネーギン」の魅力 前回記事です。 チャイコフスキーがワーグナーに対抗するためにした工夫を わかりやすくマンガ家や映画にたとえて解説しています。 nmusic.hatenablog.com 今回はチャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」の魅力を…

「エフゲニー・オネーギン」・ワーグナー流を斬るチャイコフスキー

チャイコフスキーがワーグナーに対抗した工夫 前回記事です。 「エフゲニー・オネーギン」を巡って、 チャイコフスキーとワーグナーの戦いを描いています。 今回の記事でも描きます。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは ドイツの楽劇王ワーグナーに…

「エフゲニー・オネーギン」・やっぱりワーグナーが嫌いなチャイコフスキー

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」 このオペラは、チャイコフスキーの革新性を表すものでした。 彼の尊敬する音楽家であるグリンカ、シューマン、ビゼーの音楽を取り入れつつも、 それらをすべて混ぜ合わせて、チャイコフスキー独自の薫り高いスタ…

ロココ風の主題による変奏曲・チャイコフスキー、モーツァルトを研究する

チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」 チャイコフスキー36歳は、 傑作の連続でした。 「白鳥の湖」 nmusic.hatenablog.com 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 nmusic.hatenablog.com 「弦楽四重奏曲第3番」 nmusic.hatenablog.com 「スラブ行進曲」…

「フランチェスカ・ダ・リミニ」をチャイコフスキーが解説

神曲と出会うチャイコフスキー チャイコフスキーは36歳の夏に、 ワーグナーの音楽祭に出席するために旅にでます。 そして、旅先で偶然みつけた本が 「フランチェスカ・ダ・リミニ」が収録された「神曲」という本でした。 これに感動に、一気にかきあげたとい…

「フランチェスカ・ダ・リミニ」②・冒頭からひきこまれるチャイコフスキー

「フランチェスカ・ダ・リミニ」の音楽的魅力 前回記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは、 「すべての音楽は標題音楽的だ」と語っていたように、 今回も 文学をよんで感じた感動を、音楽へと表そうとしました。 というよりも、文学を読んで…

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」・ファンタジスタ!チャイコフスキー

チャイコフスキー、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 チャイコフスキーは「幻想」という言葉がとっても大好きでした。 なぜかはわかりませんが、 彼の楽曲には幻想と名の付く楽曲が並んでいます。 幻想序曲「ロミオとジュリエット」 幻想序曲「テンペス…