チャイコフスキーの生涯をわかりやすくまとめた

チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説します。

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」・ファンタジスタ!チャイコフスキー

チャイコフスキー、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」

 

チャイコフスキーは「幻想」という言葉がとっても大好きでした。

 

なぜかはわかりませんが、

彼の楽曲には幻想と名の付く楽曲が並んでいます。

 

 

幻想序曲「ロミオとジュリエット

 

幻想序曲「テンペスト

 

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幻想序曲「ハムレット

 

 

彼の大好きだったシェイクスピア作品につけた音楽は、

すべて幻想序曲というタイトルです。

 

それ以外にも、

 

幻想曲「運命」

 

そして今回紹介する

 

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」です

 

 

 

フランチェスカ・ダ・リミニの原作は?

フランチェスカ・ダ・リミニ」は

 

ルネサンス時代にイタリアで活躍した、ダンテという大作家がいて、

 

どの彼が書いた詩のタイトルです。

 

 

 

世界史の授業で必ず習うけど忘れがちな、ダンテの長編叙事詩

 

神曲」(しんきょく)という作品があります。

 

これはキリスト教的なまじめな作品なのですが、

現代のわたしたちがみてもけっこうおもしろいです。

 

 

 

作家のダンテ自身が

あの世のひとたちの道案内をうけて、

 

地獄、煉獄、天国という3つの世界を巡るというストーリーです。

 

地獄はこうなっていて、天国はこうで・・・というのが、

かなり詳しく、まるで見てきたように設定されているので、

好きな人はハマるかもしれません。

 

異世界ファンタジーという楽しみ方もできるのではないでしょうか?

 

 

 

そして、この神曲というなかに出てくる詩のひとつが

フランチェスカ・ダ・リミニ」というお話です。

 

 

チャイコフスキーといえば、

ファンタジックな旋律を生かして、

幻想的な雰囲気の曲つくりを得意としていましたが、

 

彼にとっては、まさにうってつけの物語といえたでしょう。

 

 

 

 

フランチェスカ・ダ・リミニ」の音楽的魅力とは?