白鳥の湖を100倍楽しむ!②・すぐに見たくなるあらすじ紹介
チャイコフスキー「白鳥の湖」のあらすじ
前回記事です。
「白鳥の湖」は、バレエの伴奏音楽として作曲されました。
このバレエのあらすじを
魅力がしっかりと伝わるように書いていきます!
全体のあらすじをざっくり
「白鳥の湖」は全4幕のバレエです。
舞台は中世のドイツ。(ロシアではありません)
王子ジークフリートはある夜、森の中の湖で美しい白鳥に出会います。
その白鳥は悪魔ロットバルトの呪いによって、白鳥の姿に変えられてしまったオデット姫でした。
その呪いはある条件を満たしたときに解けます。
その条件とは、
オデット姫に永遠の愛を誓う男性が現れること。
ジークフリートは、姫を愛しますが、
悪魔ロットバルトの罠にはまります。
その罠は、ロットバルトの娘がオデット姫に化けて、
ジークフリートは姫ではなく、悪魔に求愛してしまうというものでした。
だまされたことを知ったジークフリートは湖でオデット姫に許しを請いますが、
呪いは解けません。
怒りに狂ったジークフリートは悪魔に戦いを挑みますが、
逆に戦いに敗れ、湖に沈められます。
それを知ったオデット姫は、ジークフリートを追って湖に飛び込み、
二人は天国で結ばれることになります。
ベタベタすぎるロマンチックな話を盛り上げる音楽
あらすじを見る限り、
古いロマンチックな感じのおとぎ話のような印象を持ちますね。
このべたべたなロマンスを
当時の聴衆は忘れてしまっていました。
産業革命の嵐にもまれ、こういう夢物語に浸る余裕を失いつつある時代だったからです。(まるで現代のように)
だからこそ、こういう展開はウケるんです。
ベタだけど、のめり込んでしまうようなロマンチックな物語が
人々の心を癒すのです。
そして、これについてくる音楽が史上最高レベルに美しい。
こういうロマンチックな曲想を得意としていました。
「白鳥の湖」をもっと音楽的に楽しむ!