チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説

チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説します。

「6つの小品」②・チャイコフスキー、創造的な33歳

「6つの小品」のみどころは第4曲以降

 

チャイコフスキーの創造性がいかんなく発揮された、

「6つの小品」を紹介しています。

 

前回記事です

 

nmusic.hatenablog.com

 

第4曲「夜想曲

 

夜想曲とは、英語ではノクターンといい、

 

ショパンが名作をつぎつぎと生み出していったジャンルです。

 

 

チャイコフスキーはこの夜想曲でも才能を発揮します。

 

歌を歌うような詩的な表現を天才的な技術で器楽で表現しています。

 

その絵画的なメロディをより印象付けるために、

 

構造にも細かな工夫が見られます。

 

 

躍動的な中間部を穏やかなエピソードで挟む構造をもち、

 

 

美しさと

 

ノリノリな感じを

 

対比させ、深みを持たせています。

 

 

第5曲「カプリチオーゾ」

2曲、4曲と同じく、

 

2つの対照的な主題をつかって、

 

深みのある構成をとっています。

 

 

ただ、題名のように

「カプリチオーゾ」は

 

「奇想曲」という意味で、

 

 

きまぐれで何が出てくるかわからない音楽のことを言います。

 

 

そのような巧みな展開も楽しめます。

 

 

第6曲「主題と変奏」

第6曲「主題と変奏」は、協奏曲(コンチェルト)のような音楽で、

とても大きな規模をもちます。

 

5曲もやってきたあとのフィナーレの曲なので、

かなり気合を入れて書いているのがわかります。

 

 

チャイコフスキーはピアノにも天才性を発揮し、

 

ピアノの潜在能力を自在に開発することに成功しました。

 

 

歌謡性を追求したもの、

 

舞曲をイメージしたもの、

 

といった、個性豊かな変奏が

豊かに展開されます。

 



翌年の大作「ピアノ協奏曲第1番」チャイコフスキー

このあと、

チャイコフスキーを代表する曲、

ピアノ協奏曲第1番の作曲への挑戦がなされていきます。

 

ここから、チャイコフスキーはさらなる飛躍をむかえることになります。