チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説

チャイコフスキーの生涯をわかりやすく解説します。

チャイコフスキーがブラームスたちと闘った人生を10分にまとめた

「ブラ―ムスもワーグナーもロシア五人組も、つまらん!!」 「ブラームスもワーグナーもロシア五人組も、つまらん! ほんとの音楽ってやつがわかってない!!」 22歳で音楽の道に入った 青年ピョートル・チャイコフスキーはこう叫びました。 それまでの10年…

音楽でわかる!チャイコフスキーとブラームスの宿命の関係

活躍した分野は違うが、得意なスキルは似てる チャイコフスキーとブラームスは主な活動分野もかなり違いました。 チャイコフスキーは音楽界ではじめて、 バレエ音楽に芸術性を吹き込んだり、 ロシア民謡をクラシック音楽として取り入れました。 わりと目新し…

意外すぎる!?チャイコフスキーとブラームスの似た関係

チャイコフスキーとブラームスの意外な人間関係とは?? わりと似ている同時代のふたり チャイコフスキーとブラームスは、 どちらも現代のコンサートでも人気の作曲家です。 ブラームスといえば、 だれも受け継ぐ者がいなかった楽聖ベートーベンの後継者とし…

「組曲第1番」チャイコフスキー・修行編に突入!!

チャイコフスキー「組曲第1番」 彼なりの試行錯誤を反映した曲です。 バレエ音楽のような自由で美しいメロディを研究して、 でも、同時に壮大で形式の整った交響曲にも挑戦して、 どちらも詰め込みすぎた結果、よくわからないぼんやりとした作品になりました…

チャイコフスキーとフォン・メック夫人の面白いエピソード

チャイコフスキーと夫人の奇妙な愛 チャイコフスキーとフォン・メック夫人は、 やたらと熱い関係でしたが、 直接言葉を交わすことはなく、 なんと10年以上、手紙だけの関係でした。 こちらの記事でくわしく紹介しました。 やや引っ込み思案を克服しきれない…

チャイコフスキーの女性関係

チャイコフスキーの女性関係 チャイコフスキーに大きな影響を与えた女性は、 母親を除くと、 3人います。 オペラ歌手 アルトー 生涯の悪妻 アントニーナ お金と命の恩人 フォン・メック夫人 彼女たちは、 内向的なチャイコフスキーに大きな影響を及ぼしまし…

フォン・メック夫人とチャイコフスキーの恋文②

チャイコフスキーの告白 前回の記事では、 チャイコフスキーとフォン・メック夫人の愛のやりとりを紹介しました。 そして、チャイコフスキーは引っ込み思案な性格を克服し、 ついに心を夫人に開きます。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキー、愛のラブレ…

フォン・メック夫人とチャイコフスキーの恋文①

チャイコフスキーのラブレター チャイコフスキーとフォン・メック夫人の関係は いったいどのようなものだったのか? nmusic.hatenablog.com 一応、手紙では恋人のような面があったことがわかります。 さらに付け加えると、 夫人は未亡人なので、不倫ではあり…

フォン・メック夫人とチャイコフスキーのやりとり①

チャイコフスキーとフォン・メック夫人の出会い 過去記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは1876年、 36歳のころから 経済的な不安が強くなり、 その一年後には、なかば強引に結婚させられた悪妻に悩み、 nmusic.hatenablog.com ついには自殺…

チャイコフスキーの変わったライフスタイル

精神治療=旅行と作曲 チャイコフスキーの精神治療というと堅苦しいので、 うつ病のメンタルヘルスといいましょう。 彼にとって、それは作曲と旅行でした。 彼はこの時期、 メック夫人からの年金を使って、自由すぎる生活をします。 激動の3年間を越えた休息…

チャイコフスキー自身が書いた”仕事の流儀”

激動の3年間をこえたチャイコフスキー チャイコフスキーは フォン・メック夫人の援助と 数々の名曲のおかげで、 結婚生活の苦悩と 自殺のどん底からすこしずつ立ち直っていきました。 いまだに悩みも多いものの、 それを心のなかで飼いならす術や、音楽に昇…

チャイコフスキーの史上最大の業績とは?

チャイコフスキーがした史上最大の業績 チャイコフスキーは ロシア音楽界でさまざまなナンバーワンの座を得ていて、 ロシアで初の本格的なピアノソナタ「グランド・ソナタ」 nmusic.hatenablog.com ロシアで初の本格的な交響曲 nmusic.hatenablog.com そのほ…

なつかしい土地の想い出・チャイコフスキー、メック夫人との思い出のこと?

「なつかしい土地の想い出」チャイコフスキー 「なつかしい土地の想い出」は、1878年、 彼が、復活の年38歳のときに書いたヴァイオリンとピアノのための曲です。 このときは、スイスに滞在していて、 ヴァイオリン協奏曲を書き上げているところでした。 nmus…

ヴァイオリン協奏曲④チャイコフスキー・魅力と聴きどころ

「ヴァイオリン協奏曲」チャイコフスキー 一言でいうと、 時代がついていけなかった偉大な曲です。 どれくらい進んでいたかは①~③をご覧ください。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは 結婚生活から逃れるために、妹の家であるウクライナや、果てはス…

ヴァイオリン協奏曲③チャイコフスキー・ピアノ協奏曲と同じ運命をたどる

ヴァイオリン協奏曲の絶望からの復活 前回記事で、 絶望からの復活を描いたヴァイオリン協奏曲が まさかの絶望におちいってしまう展開を描きました。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーはこのとき、 「わたしの想像力がうみだしたこの子(曲)は、 不…

ヴァイオリン協奏曲②チャイコフスキー・苦労の連続だった音楽

時代が追いついていかない協奏曲たち 前回記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーの法則みたいなのがあるらしく、 ”協奏曲はさいしょ、かならず認めてもらえない” というのが言われています。 3年前につくった ピアノ協奏曲第1番などはその一例…

ヴァイオリン協奏曲①・チャイコフスキー、自殺未遂の体験から作曲

チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」 チャイコフスキーは 1878年、38歳までの数年間で 結婚→うつ→自殺未遂→音楽で復活を経験しました。 そして、その体験をもとに ピアノソナタ「グランド・ソナタ」 nmusic.hatenablog.com 「ヴァイオリン協奏曲」を完成…

ピアノソナタ「グランド・ソナタ」③・聴きたくなる!終楽章の聴きどころ

「グランド・ソナタ」終楽章の聴きどころ チャイコフスキーの実体験にもとづいて書かれた、 絶望から復活のストーリーです。 nmusic.hatenablog.com 楽曲はついに終楽章に突入します。 第4楽章、人生を祝おう! 駆け巡るような音型で構成されるのが、第4楽章…

ピアノソナタ「グランド・ソナタ」②・聴きどころ第1楽章~第3楽章

チャイコフスキー「グランド・ソナタ」のおすすめ聴きどころ チャイコフスキー「グランド・ソナタ」は 彼の絶望からの再生という実体験にもとづいて作曲されました。 彼の人生の一部分を切り取って表したもので、 同じような思いでつくった「ヴァイオリン協…

ピアノソナタ「グランド・ソナタ」①・チャイコフスキー、ロシア初のピアノ大曲

チャイコフスキー、絶望からの復活 1877年の絶望を乗り越え、 1878年にはチャイコフスキーは 交響曲第4番、「エフゲニーオネーギン」という大曲を生み出します。 そして、実は、そんなチャイコフスキーの再始動を象徴する曲があります。 1878年に完成した、 …

1878年・苦悩を乗り越えたチャイコフスキーの栄光

チャイコフスキーの苦悩 nmusic.hatenablog.com 激動の3年間・さいごの復活 nmusic.hatenablog.com 結婚の苦悩があとをひくなか、 思わぬところから救いの手がやってきます。 なんとフォン・メック夫人から経済援助が入るというのです。 彼と夫人は、手紙を…

悲劇!チャイコフスキーの悪妻アントニーナ・ミリューコヴァとの出会い

チャイコフスキーを襲う悲劇 前回記事です。 チャイコフスキーは、「エフゲニー・オネーギン」と 運命的な出会いを果たしますが、 もうひとつ悲劇的な出会いに巻き込まれることになりました。 nmusic.hatenablog.com 世間のイメージは、とんでもない悪妻 187…

「エフゲニー・オネーギン」のあらすじと作曲秘話

「エフゲニー・オネーギン」のあらすじ 前回の記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーの歌劇 「エフゲニー・オネーギン」は、 自分の存在を無意義に感じる青年、エフゲニー・オネーギンの物語です。 その虚無的な行動から、周囲の人を不幸にして…

「エフゲニー・オネーギン」の魅力

「エフゲニー・オネーギン」の魅力 前回記事です。 チャイコフスキーがワーグナーに対抗するためにした工夫を わかりやすくマンガ家や映画にたとえて解説しています。 nmusic.hatenablog.com 今回はチャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」の魅力を…

「エフゲニー・オネーギン」・ワーグナー流を斬るチャイコフスキー

チャイコフスキーがワーグナーに対抗した工夫 前回記事です。 「エフゲニー・オネーギン」を巡って、 チャイコフスキーとワーグナーの戦いを描いています。 今回の記事でも描きます。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは ドイツの楽劇王ワーグナーに…

「エフゲニー・オネーギン」・やっぱりワーグナーが嫌いなチャイコフスキー

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」 このオペラは、チャイコフスキーの革新性を表すものでした。 彼の尊敬する音楽家であるグリンカ、シューマン、ビゼーの音楽を取り入れつつも、 それらをすべて混ぜ合わせて、チャイコフスキー独自の薫り高いスタ…

ロココ風の主題による変奏曲・チャイコフスキー、モーツァルトを研究する

チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」 チャイコフスキー36歳は、 傑作の連続でした。 「白鳥の湖」 nmusic.hatenablog.com 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 nmusic.hatenablog.com 「弦楽四重奏曲第3番」 nmusic.hatenablog.com 「スラブ行進曲」…

「フランチェスカ・ダ・リミニ」をチャイコフスキーが解説

神曲と出会うチャイコフスキー チャイコフスキーは36歳の夏に、 ワーグナーの音楽祭に出席するために旅にでます。 そして、旅先で偶然みつけた本が 「フランチェスカ・ダ・リミニ」が収録された「神曲」という本でした。 これに感動に、一気にかきあげたとい…

「フランチェスカ・ダ・リミニ」②・冒頭からひきこまれるチャイコフスキー

「フランチェスカ・ダ・リミニ」の音楽的魅力 前回記事です。 nmusic.hatenablog.com チャイコフスキーは、 「すべての音楽は標題音楽的だ」と語っていたように、 今回も 文学をよんで感じた感動を、音楽へと表そうとしました。 というよりも、文学を読んで…

幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」・ファンタジスタ!チャイコフスキー

チャイコフスキー、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 チャイコフスキーは「幻想」という言葉がとっても大好きでした。 なぜかはわかりませんが、 彼の楽曲には幻想と名の付く楽曲が並んでいます。 幻想序曲「ロミオとジュリエット」 幻想序曲「テンペス…